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前々回のブログでコンティニュエーション(保合)について書いたが、今回はニュージーランドドル/円(以下NZD/円)の週足を用いて、コンティニュエーションの代表的なトライアングル(三角持合)について説明したい。
トライアングルの基本
種類:
シンメトリカル(対称)、アセンディング(上向)、ディセンディング(下向き)
他にエクスパンディングトライアングル及びブロードニングトライアングルも存在する(前々回のブログで説明)がここでは割愛
特徴
・シンメトリカルトライアングル:上昇トレンドの過程で出現したときは再び上昇
・アセンディングトライアングル:買い手の方が売り手よりも積極的であり上方にブレイク
・ディセンディングトライアングル:売り手の方が買い手よりも積極的であり下方にブレイク
・トライアングルの始まった最大の開き幅をベース(BASE)と呼ぶ
・上下のトレンドラインの交わった部分である三角形の頂点をアペックス(APEX)と呼ぶ
・トレンドラインには最低でも上下2本のリバーサルポイントが必要
・全てのリバーサルポイントは合計6本であり、エリオット波動の5つの波を持つ
・トライアングルの水平線の幅(ベースからアペックスまでの距離)の1/2~3/4までのところで直前のトレンドと同方向にブレイクする(このチャートの場合下方向)
・ブレイクした後の目標値はベースの数値が基本となる
・トレンドのタイムリミットはアペックスまでである
今回のNZD/円週足のトライアングル(三角持合)は下降トレンドに入った中で出現し、その形はシンメトリカルであるので引き続き下方へブレイク。
ブレイク時間も3/4以内で貫通している。
目標値はベースの数値(91.39-74.22=17.17)が基本となり、ブレイクした価格(78.07)からベースの幅を引いた価格(60.9)はあっさり超えてしまい、ベースの2倍(17.17×2=34.34)を引いた近辺で止まり、タイムリミットもアペックスの場所と同じである。
以上のように、ニュージーランドドル/円は44.22円で目先は底を打ったようだ。
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